こんにちは。理学療法士の蘆田です。
今回は訪問リハビリを利用するメリット・デメリットについてご紹介します。
少し余談ですが、メリットを説明する前に訪問リハビリではこのような方が実際にリハビリを希望されます。
- 病院を退院してまだ間もないためリハビリを継続して行いたい。
- 筋力がおちて身体が動かしづらくなってきた。
- 痛みがあり関節が動かしにくい。
- 運動をしてほしいが、あまり自宅では動かず外出の機会も少ない為寝たきりにならないか心配。
- これからも出来るなら自宅で生活したい。
など様々な方がリハビリを希望されます。
〇当院の訪問リハビリのサービス内容
- 運動や生活に対してのアドバイス
- 運動プログラムの提案
- 機能訓練
- 日常生活動作訓練
- 介護・介助方法の提案
- 家事の支援
- 福祉用具、住宅環境の提案
1.メリット
訪問リハビリの最大のメリットは、寝たきりの人など病院や施設まで通うことができない人でも、移動の負担なくリハビリを受けることが出来る点です。無理な移動は転倒のリスクもありますが、訪問リハビリであれば自宅で安全にリハビリを受けることが出来ます。
また、自宅での生活に即したリハビリを行える点も大きなメリットです。自宅にあるトイレや浴槽などを使ってリハビリを行うため、リハビリで得たことをそのまま日々の生活に応用出来ます。
さらに、通所リハビリでは集団リハビリも行われますが、訪問リハビリで提供されるのは個別リハビリのみです。細かいところまで見てもらえるのは、訪問リハビリならではの利点です。また、利用者様の1番のNeeds(必要なこと)に合ったリハビリを提供します。
リハビリ以外にも、福祉用具を利用する際や自宅の生活環境・介護環境に関する助言、家族からの介護に関する相談などにも対応し、在宅介護をしている世帯にとっても心強いサービスです。
在宅介護生活に関する相談を聞きつつ、自宅での自立した日常生活や社会参加を実現できるように利用者様をサポートします。
そして、1回のリハビリの時間が基本40分~60分と、介護保険サービスのなかでは比較的長時間リハビリを受けることが出来ます。
2.デメリット
訪問リハビリのデメリットとしては、自宅に大型の機器類を持ち込めないため、リハビリ機器の利用に限界があるという点があります。
また、リハビリ専門員という家族以外の人を自宅に招き入れるため、プライバシーの管理に気をつける必要があります。
貴重品やご家族以外の人に見られたくないもの、触れられたくないものがあるときは、リハビリ専門員が来る際に片づけ、整理しておく必要があります。
次回は訪問リハビリの金額についてご紹介します。
下記リンクから訪問リハビリ開始までの一連の流れがご確認いただけます。